ニートの言葉

元ニートがやってみたこと・その過程で学んだこと・考えたこと・技術メモあたりを主に書いています。情報革命が起きた後に訪れるであろう「一億総ニート時代」の生き方を考え中です。

【FX・シストレ】MT4関連の本の書評【KindleUnlimited対象】

こんにちは、あんどう(@t_andou)です。

最近、機械学習の知識を活かしてFXの自動取引を出来るように勉強中しています。

MT4というツール内のEA(エキスパートアドバイザー)という機能を使うことで自動売買ができるらしいので、今回はMT4関連のKindle本で読んだものをメモしておきます。

注意

今回紹介している本は全て、2017/2/11時点でKindleUnlimited(=月額制の読み放題サービス)対象のものです。
ですので、「値段相応の価値があるか」という視点では見ていません。
また、今後も読み放題の対象かどうかはわかりませんのでご了承ください。

『 メタトレーダー (MT4) 超入門 』- 様々なテクニカル分析ができるFX用の無料チャートソフトMT4を30分で設定し、今すぐトレードに役立てる全手順20 -

MT4自体のセットアップ方法・使い方が簡単に解説してあります。

タイトルにも書いてあるように、設定をしながら進めても30分で終わるくらいの量でした。

良いところ

内容の薄さ

良くないところ

内容の薄さ

感想

良くも悪くも内容が薄いです。

レビューに書いてありましたが

よくパソコンの周辺機器などに入っている『かんたんセットアップマニュアル』的な内容

まさにこの感想がピッタリでした。

「これからMT4を使いたいけど、まだダウンロードすらしていない」という人はこれを片手に進めると良いかもしれません。
説明書を読まずにゲームを始めるタイプの人には必要なさそうです。 

新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門

新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門

新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門

 

こちらの本はインジケーターやEA(エキスパートアドバイザー)という自動売買をする際に使うプログラムの作り方が載っています。レビューもかなり良いですね。

良いところ

どんなことが出来るのかが凄くよくまとめられてます。

また、移動平均やボリンジャーバンドだけでなく、独自に作成した指標を使った自動売買のサンプルソースなども載っています。

良くないところ

具体的なFXのテクニック・手法に関してはほぼ書かれていません。

レビューを見るとプログラミング初心者には難しいようです。(自動売買をするなら多少のプログラミングは避けられないとは思いますが)

感想

どんな機能があるのかを把握しやすいのでこの本は一度は目を通しておいた方が良さそうです。

今回一番のおすすめ本です。

FXメタトレーダー4 MQLプログラミング (ウィザードブックシリーズ)

FXメタトレーダー4 MQLプログラミング (ウィザードブックシリーズ)

FXメタトレーダー4 MQLプログラミング (ウィザードブックシリーズ)

  • 作者: アンドリュー・R・ヤング,長尾慎太郎,山下恵美子
  • 出版社/メーカー: パンローリング株式会社
  • 発売日: 2012/03/16
  • メディア: 単行本
  • クリック: 7回
  • この商品を含むブログを見る
 

前の本と同じような内容ですが、こちらの方が高度な印象を受けます。(内容が重複してそうでしたので読み飛ばしました。)

良いところ

自作EAを配布する際の使用制限方法など、先ほどの本には載ってないものも載っています。

良くないところ

先ほどの本と比べると読みづらく、FXのテクニックや手法に関しては特に書かれていません。

また、サンプルソースで間違ってるところがあるらしいです。(レビューより)

感想

内容も重複している印象ですし、前の本の方が読みやすいですので、不足分をこの本で補う程度で良さそうです。(検索で十分かもしれません)

FXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術 (現代の錬金術師シリーズ 56)

FXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術 (現代の錬金術師シリーズ 56)

FXメタトレーダー入門―最先端システムトレードソフト使いこなし術 (現代の錬金術師シリーズ 56)

 

感想

こちらもサッと目を通しましたが、上記の二つを読んだ後では不要に感じました。

ブレイクアウト手法のサンプルソースが載っています。

とあるMT4(システムトレーダー)の検証記録(ロジックテスト)

とあるMT4(システムトレーダー)の検証記録(ロジックテスト)

とあるMT4(システムトレーダー)の検証記録(ロジックテスト)

 

いろいろな条件でのバックテストの検証結果を書かれています。

良いところ

すごく多くの手法を検証されています。

エントリー条件やパラメータなども記載されているので参考になりそうです。

良くないところ

全体的に読みづらくソースコードが一部しか載っていないため、そのままコピペで動作確認はできません。

また、バックテストの期間が2013年の1月1日から6か月間だけと限定的ですので、最近では全く違う結果になりそうですね。

「つづく」で終わっているのが残念。

感想

色んな条件で検証されてますので、条件と結果を見比べるのは面白いです。

参考にしつつ色々と検証してみたいと思います。

まとめ

幾つかのMT4関連書籍に目を通しましたが新MT4対応 FXメタトレーダープログラミング入門だけあれば十分そうでした。あとは検索しつつ検証していくという程度で良さそうです。

今回読んだ本の中では各種テクニックや複数条件を組み合わせた自動売買に関してはどの本にも書かれていないので、その辺りで躓きそうですね。

おまけ

システムトレードに役立ちそうなKindle本を自分のメモ用にまとめておきます。

こちらも2017/2/11時点ではKindleUnlimitedの対象ですが、今後どうなるかはわかりませんのでご了承ください。

 

トレードシステムはどう作ればよいのか 1

トレードシステムはどう作ればよいのか 1

 
トレードシステムはどう作ればよいのか (ウィザードブックシリーズ)

トレードシステムはどう作ればよいのか (ウィザードブックシリーズ)

 
トレーディングシステムの開発と検証と最適化 ──オーバーフィッティングの健全な解決方法を求めて
 
高勝率システムの考え方と作り方と検証 ウイザードブック

高勝率システムの考え方と作り方と検証 ウイザードブック

 
トレードシステムの法則 ――検証での喜びが実際の運用で悲劇にならないための方法 (ウィザードブックシリーズ)

トレードシステムの法則 ――検証での喜びが実際の運用で悲劇にならないための方法 (ウィザードブックシリーズ)

  • 作者: キース・フィッチェン,長尾慎太郎,山下恵美子
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2014/04/12
  • メディア: ハードカバー
  • この商品を含むブログを見る
 
勝利の売買システム ──トレードステーションから学ぶ実践的売買プログラミング

勝利の売買システム ──トレードステーションから学ぶ実践的売買プログラミング

 
売買システム入門

売買システム入門

 

深層強化学習でシステムトレードをやる時に役に立ちそうな資料まとめ


Photo via Visual Hunt

 

少し前のことですが、AlphaGoという囲碁の人工知能プログラムがイ・セドル九段に勝利したことで話題になりました。*1

また、一部のゲームにおいて「DQN(Deep Q-network)」が人間よりも上手くプレイするようになったというニュースも話題になっていましたね。*2

今回はこれらの事例で使われている「深層強化学習」という仕組みを使って、FXのシステムトレードができないかと思い、調べてみました。
注意:強化学習もFXも勉強し始めたばかりなので、色々間違っている箇所があるかもしれません。ご指摘いただけると幸いです。

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LineDevDay 2016のレポートと資料まとめ

こんにちは、あんどう(@t_andou)です。
先日、Lineの一大イベントLine Developer Day 2016が開催されました。

今年の4月ごろにLineやFacebookからメッセンジャ−APIが公開され、流行しているチャットBotですが、僕もLineを利用したチャットBotのご相談を受けていることもあって、今回のイベントでLine Bot API(正式名称はLine Messaging API)の情報を収集できたら良いなと思い、参加しました。

イベントの内容に関しては大した文章を書けないので、公開されている発表資料と会場の様子をメモ程度にまとめます。 

発表の内容

今回は福岡から会場まで足を運んだのですが、どこからでも視聴できるようにライブ配信されており、さらに後からでも見れるように発表の資料や動画も公開されていました(´・ω・`) スバラシィ...

Opening & Introduction

動画:LINE DevDay 2016 A-1 & A-2 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

Keynote New world by the LINE BOT

動画:A1のオープニングと一緒になっています。

www.slideshare.net 

 

LINEが乗り越えてきた困難な問題

動画:LINE DevDay 2016 A-3 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

LINE Login - LINE Platform

動画:LINE DevDay 2016 A-4 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

Security x LINE Platform

動画:LINE DevDay 2016 A-5 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

Group App Platform

動画:LINE DevDay 2016 A-6 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

LINE LIVE を支えるアーキテクチャ

動画:LINE DevDay 2016 A-7 - LINE LIVE

 

www.slideshare.net

 

LINE Group Call "Introduce technologies and new features"

動画:LINE DevDay 2016 A-8 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

LINE Shop powered by Armeria

動画:LINE DevDay 2016 A-9 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

外部講演 りんなとrinna

動画:LINE DevDay 2016 B-1 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

LINE Game Cloud "our personal EC2"

 動画:LINE DevDay 2016 B-2 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

LINE Bot Live Coding

動画:LINE DevDay 2016 B-3 - LINE LIVE

www.slideshare.net 

 

Gravty "A scalable graph database to traverse large-scale relationship fast"

動画;LINE DevDay 2016 B-4 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

Stellite "Apply Chromium open-source to LINE Game"

動画:LINE DevDay 2016 B-5 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

動画:LINE DevDay 2016 B-6 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

A True Agile Team - Global LINE News

動画:LINE DevDay 2016 B-7 - LINE LIVE

www.slideshare.net

 

LINEのエンジニアが働く環境と文化

動画:LINE DevDay 2016 A-10 - LINE LIVE

www.slideshare.net

会場の様子

入り口


右にある機械でQRコードを読み取って、出てきた画面を奥のお姉さんに見せると受付完了。

ランチ用にギフト券をいただきました


ヒカリエでランチに使えるギフトカードを2000円分いただきました。太っ腹。

会場の様子

https://www.instagram.com/p/BK69Bg1BPPB/
僕のブルーライトカットのメガネでも防げないほど青かったです。

発表の様子


スポットライトがかっこいいですね。(発表資料は下にまとめてます)

ランチ


ヒカリエから出て、路地裏の中華屋に行きました。(ギフトカードは使いませんでした)

休憩スペース


可愛いお菓子がたくさんありました。

 


飲み物も無料。

ノベルティ


終了後、アンケートに答えることでノベルティをいただきました。

中身

中身はこんな感じ。

断熱タンブラー

断熱タンブラーと

謎のストラップ

使い道謎の固定具?

ビーコン端末

Lineビーコンの開発に使えるビーコン端末が入っていました。これは嬉しい。

(端末登録に必要なIDとPASSは電池を外したところに書いてありました。)

木板


タンブラーを置いたり、ペンを置いたりするもの…?

感想

ウェルカム感が盛大で楽しかったです。

【ディープラーニング】少ないデータで効率よく学習させる方法:1から作るCNN編

こんにちは、あんどう(@t_andou)です。 

前回から、少ないデータで効率よく学習させるfinetuningの記事を翻訳していますが、今回は全3回中の第2回です。

全3回の予定
  1. データの準備・データの水増し
  2. 1から小さな畳み込みニューラルネットワークを作ってみる(<-今回はここ)
  3. 学習済みネットワークを流用する
前回の記事はこちら 

andoo.hatenablog.com

前回は学習に使うデータの準備を行いました。
今回は小さな畳み込みニューラルネットワークを1から作って、前回準備したデータを学習させてみます。

続きを読む

【ディープラーニング】少ないデータで効率よく学習させる方法:準備編

こんにちは。あんどう(@t_andou)です。

ディープラーニングによる学習精度を上げるためには大量のデータが必要と言われていますが、学習済みのモデルを流用することで少ないデータから効率よく・高精度な学習をさせることが可能な場合があります。

それが Fine Tuning と言われるものです。

具体的なやり方については↓こちらの記事がとてもわかりやすかったので、著者のFrancois Cholletさんより許可を頂き、翻訳させていただきます。

Building powerful image classification models using very little data

注意:意訳しています。間違っているところも多々あると思いますので、ご指摘いただけると幸いです。 

 

本文が長いので3回程度に分けて投稿する予定です。

  1. データの準備・データの水増し
  2. 1から小さな畳み込みニューラルネットワークを作ってみる
  3. 学習済みネットワークを流用する(Finetuning)
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【月額980円で読み放題】KindleUnlimitedで読みたい技術書まとめ

980円で読み放題

月額980円で本が読み放題になるサービス「Kindle Unlimited」が始まりましたね。

ラインナップを見たところ、意外なことに技術書も豊富でしたので早速契約してしまいました。

しかし、amazonではコンピューター/ITとざっくりしたカテゴライズでしたので、なかなか全ての本を見るのは大変です。

そこで、今回はジャンル別に良さそうな本をまとめました。

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人工知能に柴犬の画像を集めてもらいたかった

柴犬って可愛いですよね。
ネットのまとめサイトでも定期的に柴犬画像の記事がアップされるほどの人気ぶりです。

そんな可愛い柴犬たちの画像を集めたいと思ったことは誰でもあると思います。 
とは言え、ネット上に大量に溢れている画像から柴犬画像だけを集めるのは大変です。

そこで、最近話題の人工知能(ディープラーニング)を使って、柴犬の画像だけ集められないかと考えました。

今回はその試してみた記録です。

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