ニートの言葉

元ニートがやってみたこと・その過程で学んだこと・考えたこと・技術メモあたりを主に書いています。情報革命が起きた後に訪れるであろう「一億総ニート時代」の生き方を考え中です。

StableDiffusionを使った画像素材サイトを作って気づいたこと

どうもこんにちは、あんどう(@t_andou)です。

前回、StableDifffusionを使って生成したテクスチャ画像の素材サイトを作ったと書きましたが、あれから写真素材についても少し試して追加しました。

前回の記事

blog.takuya-andou.com

今回追加した素材

今回は「水がグラスに注がれてるシーンの写真」で200枚ほど生成して、良さそうな24枚をアップロードしました。

気づいたこと

さて、ここからが本題です。

今回「水がグラスに注がれてるシーンの写真」を生成している途中に、今後の画像素材サイトのあり方について次のように確信しました。

これまで素材画像を探す時には自分のイメージに近い画像を検索で探して使っていたけれど、今後は(検索をするように)その場で自分のイメージに近い画像を生成して使うようになる

ということです。

前回ゴミを大量に生み出している気分になったと書きましたが、その感覚の正体はここにあって、今は僕が書き出してリストアップしているけれどそれは古いサイトの形であって、こういう素材サイトはnヶ月後かn年後には需要は無くなるだろう→ゴミになるだろうという確信からゴミを生み出してるという感覚になったようでした。

今では当たり前のように『検索をする力』が重要だと考えられていますが、今後は同じように『生成をするための文章(prompt / いわゆる呪文)をうまく表現する力』というのが重要になってくる=次に必要なリテラシーになるのだと感じました。

おしまい。

画像生成AIで無料の画像素材サイトを作ってみた【Stable Diffusion】

みなさんこんにちは、あんどう(@t_andou)です。

最近、画像生成AIの「Stable Diffusion」がとても話題になっていますね。

オープンソース・商用利用可能・精度も良いということで、僕もこれを使って何かしたいと思いましたが、ただ画像を生成するだけでは面白くありません。

そこで、

・AIが生成した画像や「呪文(画像生成に使う文章)」を売買出来るマーケット
・生成した画像のNFT化をするサイト

などを作れたら面白そうだと思ったのですが、時間がかかりそうなので、まずはサクッと着手できそうなところから試してみました。

作ったもの

前置きが長くなりましたが、今回作ったのはタイトルにもあるように『画像の素材配布サイト』です。

 

imagemart.net

画像の生成、ドメイン取得やサイト構築など全てを5時間くらいで作ったため、使い勝手はまだまだですが、どうぞ自由に使ってください。

画像の例

木目

古くなった赤い皮

新しい鉄板

黄色い石

他にも大量にあるので是非ご覧ください。

ぱっと思いついた単語を組み合わせて1000枚以上を作成しました。色々とエラーが起きたりで少し減って850枚程度がサイトにアップされています。

こんな素材が欲しいなどありましたらお気軽に@t_andouまでご連絡ください。

終わりに

たまに謎な画像が生成されていますが、この短時間でここまで出来るのはやはり凄いですね。
これは革命と言われるだけはあるなという印象でした。

ただ、全人類がこの画像生成AIを使いこなせるようになれば、このように大量の画像をリストアップしておくサイトは必要無いため、途中でゴミを大量に生み出しているるような感覚を覚えました。

とは言え、画像生成AIを使えない人がいる現時点ではこういうサイトの価値も残っていると信じて今後もゴミを生み出していきます。

それでは。

24時間生放送をし続ける人工知能youtuberを作る その5「雑談AIの作成」

こんにちは、あんどう(@t_andou)です。

24時間生放送をし続ける人工知能youtuberを作るシリーズですが、気づいたら前回の更新から3年放置していました。

当初の目的

blog.takuya-andou.com

前回までの記事

blog.takuya-andou.com

 

前回の更新から3年が経ち、自前でも精度を上げていけそうだったので、改めて雑談AIの作成をやりました。(※精度が上がっていくかどうかは僕のモチベーション次第)

以前はリクルートさんの雑談AIを利用させていただきました。

前回(3年前)時点での会話AI

そっけなくて人間味の無い回答が多かった印象です

スクショ

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動画

youtu.be

今回の会話AI

youtube配信者であるという自覚を持っているようです。

また、返答もそれらしい文章になっています。

スクショ

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動画

youtu.be

AI同士に雑談をさせてみました

上二つに関しては、当初の予定通り「YoutubeLiveでのコメントに反応」するようにしていたのですが、コメント自体が少ないためAI同士に会話をさせてみました。

颯太:15歳の男子高校生の設定
幸子:81歳のお団子大好きおばあちゃん設定

個性の設定が甘いのかデータセットの問題なのか、あまり個性の違いを感じることは出来ませんでした。が、それらしい会話を無限に続けているのは面白いです。

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www.youtube.com

作り方

技術的な詳細は本記事では割愛しますが、基本的にこれらのリンク先を参考にしました。

二つ目の記事に書かれているように学習のデータセットは自分で用意する必要があります。

note.com

zanote.net

最後に

どうでも良い報告ですが、試行錯誤をしていた結果、12時間以上?放送してしまうとYoutubeのアーカイブが見れなくなり、自分の動画であってもダウンロード出来なくなるようですので「24時間生放送をし続ける」は技術的には可能ですが12時間未満にした方がよさそうだと気づきました。(タイトル的には24時間〜のままにします)

見れなくなった動画

長さが22時間30分程度でした。

youtu.be

人工知能にコウメ太夫さんのツイートを学習させてみた

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どうもこんにちは、最近何かを生成する系のAIで遊ぶことにハマってます、あんどう(@t_andou)です。

5年以上前の話ですが、人工知能に哲学書を読ませて哲学的な文章を書いてもらいました。

blog.takuya-andou.com

今回はその時よりも高度な「GPT-2」というものを使って、コウメ太夫さんのツイートを学習させてみたいと思います。

なぜコウメ太夫さんなのか

コウメ太夫さんと言えば、毎日とても面白いギャグツイートすることで有名なかたです。

ですが、ごく稀に難解すぎてAIがツイートしてると疑われ、記事になることもあります。*1

AIが考えたと言われているツイート

これを見て思いました。

コウメ太夫さんのツイートを学習させたらそれらしく生成できるのでは?

と、いうことで学習させてみました。学習のやり方については最後に載せています。

まずは結果から。

結果

本人のツイートと比較していきます。

本人のツイート

ピ~タンをすぐ飛ばして斜めになるメスザル…?これ…本当にAIが書いてるのでは…?

では、次にAIの書いたものを見てみましょう。

AIが書いたもの

比較のため冒頭の『修学旅行で~~かと思ったら~、』の一文はそのまま指定し、続きを書いてもらいます。

修学旅行で勢いで買いがちなもの1位は{土地}かと思ったら~

{ハエ取り巻き歩きガイド}でした~。
チクショー!!

ああ〜意味の分からなさがそれっぽい。そして、最後が「チクショー!!」で終わっているので、学習出来ていることが分かりますね。

他のツイートも見てみましょう。

本人のツイート

流石コウメ先生です。僕には理解できませんでした。

AIのツイート

同じ文章からいくつか書いてもらいました。

1000倍の速さで成長してると思ったら~、
全身の毛穴から汗が出てきて~、

私の脳みそがソフトだった~

チクショー!!
私の脳みそなかった~。

チクショー!

超高速!超チクショー!!
頭脳 5000倍でした~。

チクショー!!
コアが3000000000000倍でした~。

チクショー!!
私の脳みそ滅菌してました~。

チクショー!!
私の脳みそ100000000倍でした~。

チクショー!!
私の人生は0よチクショー!!でした~。

チクショー!!
我々の想像を超えてました~。

チクショー!!
地球は10000倍のスピードで移動してました~。

チクショー!!

やたらと脳みそのことに言及してるのが気持ち悪いですね。

しかし、『1000倍の速さで成長』という言葉に対応して10000倍などと書いてるのは凄いです。

その他のツイート

これはAIの方が分かりやすい気がします。

これはご本人の方が分かりやすいですね。

オリジナルツイート

その他にオリジナルのツイートも見てみましょう。

すごくそれっぽい。

学習の仕方

こちらの記事を参考にさせていただきました。

note.com

終わりに

面白いかどうかはともかく、良い感じに学習できてそうです。

GPT-2と言えばだいぶ重いイメージがあったのですが、ファインチューニングであれば10分~15分程度である程度まで学習できました。

データさえ揃えば気軽に歌詞を学習させたり短歌を学習させたりとかも出来そうです。

日本語版GPT-2を公開してくださったtanreinamaさんには感謝です。

 

Twitterアカウントを開設しました → コウメAI太夫

顔写真はAIで生成したコウメ太夫さんに似てる架空の女性です。

人工知能に『桃太郎』を描いてもらった

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どうもこんにちは、あんどう(@t_andou)です。

前回、AIに絵本を描いてもらいました。

blog.takuya-andou.com

絵だけじゃなく物語やBGMの作曲、読み上げなど全てをAIに任せた結果、物語の意味が全く分からなくなったので、もう少し意味がわかる…というか、大体の日本人なら知ってるであろう物語『桃太郎』を描いてもらいました。


www.youtube.com

サムネは良い感じに作れたのではないかと思います。

AIに絵本を描いてもらった

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どうもこんにちは、あんどう(@t_andou)です。

最近『何かを生成するAI』に興味があり、触ってみました。

しかし、ただ「試してみた」だけでは面白みが無いので、何か作品を作りたいと考え、絵本を描いてもらうことにしました。

 

まずは完成作品をご覧ください。

youtu.be

 

違和感がすごいですね。

 

お気づきになった方も多いかとは思いますが、実はこちらの作品

絵だけじゃなく、物語、読み上げ音声、BGM、全てがAIによる生成物です。

 

完成度はまだ低いものの、あと数年もすれば違和感の無い作品が作れるようになりそうな予感がしますね。

使用した技術

全てを把握しているわけではないため自分用のメモ程度になりますが、使った技術を記載しておきます。

絵にはVQGANとCLIPという技術を使っています。

これは凄くて、描いて欲しいものを文章で伝えると描いてくれます。
しかも、どんな画風で描いて欲しいかまで理解してくれるのはやばいです。

本作品でははらぺこあおむしで有名なエリック・カールさんの画風でお願いしました。

ちなみに、今回はお遊び程度の試行、且つ絵本という分野なため深く追及せずに「よく分からないけどなんとなくそれっぽい」くらいの絵の品質で終わらせていますが、お題の指定次第ではよりちゃんとしたものが出来上がります。

次に挙げるのは割とよく出来たものの一例ですが、誰かが描いたものとして出されたらAIによる生成物だと見抜く自信は僕には無いです。

ハロウィンの夜

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雲の上の山・リアルに

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他に試したのはこんな感じです

物語

文章の生成にはGPT-2を使いました。

これは最初の文章だけを指定すると残りは全て書いてくれるというものになります。

今回指定した書き出しは
『あることろに小さな男の子が歩いてました。その後ろに犬も歩いてました。その後ろには』
です。これ以降は全てGPT-2が書いた文章になります。

 

理想的には「絵本風の物語」を出したいのですが、そこまでの指定方法がわからないため何度か生成をした上でこれなら使えるかも というものを選びました。

 

当初はrinna株式会社さんが公開されているモデルを利用しようと思ったのですが、試したところ会話風やwebの記事風になった印象を受けたため、tanreinamaさんのモデルを使わせていただきました。

読み上げ

@hiho_karutaさんが作られているVOICE VOX(四国めたん)を利用しました。

文章を入れると中品質の読み上げをしてくれます。

チューニングをすればそれらしく聞こえますが、時間がかかるため今回は話すスピードを遅くしただけになります。

詳細は理解できていないため、公式サイトGithubをご覧ください。

BGM

Performance RNNというものを使いました。

こちらも詳細は理解できていないため紹介だけに留めておきます。

こちらの本で知りました。

終わりに

「あと数年もすれば違和感の無い作品が作れるようになりそうな予感がする」と先述しましたが、実はもう(僕の目では)見分けがつかないレベルの分野もあります。

次の写真をご覧ください。これらは全てAIによって描かれたものになります。

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これまで「何かを生成するAI」の技術はほとんど追っていなかったのですが、すごいところまで来てますね。

もうそろそろAI写真家やAI画家が活躍する世の中になりそうです。(知らないだけで既にそうなっているのかも)

参考

github.com

物語

github.com

読み上げ

voicevox.hiroshiba.jp

BGM

magenta.tensorflow.org

最後の写真

github.com

バックテスト&自動運用などリリースした機能の紹介と今年の開発予定

明けましておめでとうございます、あんどう(@t_andou)です。

以前『AIを使ってボートレースで資産運用してみたら稼げた』という旨の記事を書いたところ、「ユーザーがこの予想に乗っかれないなら意味が無いじゃん」という反応がありました。

元々この記事は「みずはのめの予想の精度が高く、稼げる可能性があること」を示したくて書いたのですが、この予想に乗っかり、同じように運用したいと考えるのは当然のことですね。

しかし、僕らが運用している買い目に全員が乗っかってしまうとオッズが下がってしまい全員で損をしてしまう可能性があります。

そこでしばらく悩んでいたのですが、みずはのめ上でユーザーの皆様それぞれが回収率100%を超えるような好条件をバックテストで見つけ、その条件で自動運用できるようになれば、プログラミングが出来なくても僕らと同じような運用を出来るのでは?
という結論に至り、作成しました。 

今回はそのバックテスト→自動運用機能を初めとする幾つかの昨日のご紹介です。

1.バックテスト→自動運用まで

1-1.バックテストの設定 

まずはバックテストの設定です。

例えば
・浜名湖の12Rだけ、123を100円購入した場合
・SGのレースだけ、1256のBOXを購入した場合
・オッズが50以上の券でみずはのめの予想確率が0.1(=10%)以上の場合
などと言った買い方の検証ができます。

期間は過去3ヶ月で、検証した条件を保存できます。

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(説明や言葉が分かりづらいだろうとは感じているのですが良い表現が思いつきません。もしも、より伝わりやすい表現がありましたらフィードバックください。)

今回のリリースではレース場やグレード、組番、みずはのめの確率の範囲など、指定できる条件は少ないです。もしもこの機能が好評であれば、他にも「天候」や「波の高さ」などシンプルな条件から「オッズの変動率」などと言った複雑なものなども追加していこうかと考えています。
欲しい条件などご要望がありましたら「みずはのめのフォーラム」までお知らせください。

1-2.フォワードテスト

次にフォワードテストです。

バックテストで好条件を見つけても、実際に運用するのはちょっと怖いという方もいらっしゃるかと思います。そんな方のために、フォワードテストも実施できるようにしています。

↑の画像は僕が設定したバックテストの条件で一週間ほどフォワードテストをした結果になります。
約475万ほどプラスになっています。回収率は146%でした。(フォワードテストなどと言わずに運用しておけば良かった)

1-3.自動運用

最後に自動運用です。

こちらは月額会員であれば別料金は不要で利用可能です。(使用状況によっては料金設定を変更する可能性があります)

ここで「実稼働させる」にチェックを入れることで、バックテストで保存しておいた条件に一致する舟券を自動で購入することができるようになります。

是非良い条件を探して回収率100%超えを目指してください。

2.その他の修正点・リリースした機能

今回のリリースでいくつか修正した点をご紹介しておきます。

2-1.乗っかり購入時の金額調整

「ある予想屋さんの予想に乗っかりたいけれど、購入金額が高くてそのままだと乗っかれない」というご意見がありましたので、乗っかり購入時に予算に合わせて金額を変更できる機能を作成しました。

マイページ→舟券購入/乗っかり購入/自動入金の設定 から設定できます。 

1点あたり100円で購入したり、1レースあたりの予算を設定してオッズに応じて配分することができるようになりました。

この機能の使い方などの詳細についてはこちらをご覧ください。

2-2.ランキング画面の見やすさ向上

ランキング画面をスクロールすると日付が隠れてしまい、いつのランキングなのかが分かりづらいというご意見がありましたので、スクロールに合わせてくっついて動くようにしました。

Image from Gyazo

2-3.予想の投稿回数を1レースあたり1人1回に制限

これまでは1レースに対して何度でも予想を投稿できたのですが、みんなの予想ページの視認性が悪くなるのと、悪意を持った予想屋さんが居た場合に乗っかり購入で得られるポイントを不正に稼ぐ可能性があったため、1レースに対して予想を投稿できるのは1人1回までに制限しました。

3.バックテストの予想販売機能

まだ全員にはリリースしていない機能のご紹介と予想屋さんの募集です。

バックテストで保存しておいた条件に一致した券が出てきた場合、それをご自身の予想として販売できる機能を作りました。

予想屋になりたいけれどまだ良い予想を出すことが出来ない方などにはぴったりかと思います。僕のようにボートレースはよく分かっていなくても回収率をそこそこ高めの予想を出せるため、予想を購入する方々にとってもプラスになると思っています。

ただし、こちらの機能は全員に開放してしまうと、似た予想が大量に出てくる可能性があるため、ご利用を希望の方は下記のフォームより申請してください。

主にフォロワーの多い方、みずはのめの宣伝にご協力いただける方を優先して招待しようと考えています。

forms.gle

2021年の開発予定 

最後に今年の開発方針を書きます。

引き続きボートレースAIとしての精度向上を目指しつつ、今年は『予想屋さんがより販売しやすく、予想を購入する方がより安心して購入しやすい場所を作ること』を目指すことに注力したいと考えています。

そのために、ブログやSNSのような機能を追加していこうと思っています。

・ブログのような機能
・月額定額でその人の予想やブログを見れるようになるマガジン機能
・金額を指定しない買い目予想
・いいね機能
・投げ銭機能(予想が当たった場合に予想屋さんへのお礼として使うチップのようなもの)
などなど

そのほかに欲しい機能がありましたらユーザーフォーラムまでご連絡ください。

forum.mizuhanome.net

本年もみずはのめをどうぞよろしくお願いいたします。